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    (最終更新日:2024-11-18 17:00:18)
  ナカムラ ヒトミ   NAKAMURA Hitomi
  中村 仁美
   所属   和光大学  現代人間学部 心理教育学科
   職種   特任講師
研究業績
■ 著書・論文歴
1. 2022/03 論文  「美術教育」における観察による描画表現の可能性 : 「みてかく」授業の意義と、その内容や方法 東京藝術大学 博士論文 1-419頁  
2. 2018/06 論文  「形や色」ではないものを捉える美術教育 : 石井鶴三の「凸凹のおばけ」からの考察—Art Education to Grasp Not "Shape and Color" But the "Intangible Essence" : Consideration from Tsuruzo Ishii's Idea on "Ghost of Unevenness" 美術教育研究 (23),1-12頁  
3. 2018/03 論文  「アクティブ・ラーニング」を取り入れた造形活動における資質・能力の把握と課題 : 石井英真のルーブリックを用いた、小学校「ものづくり部」における「深い学び」に関する考察—Understanding of competency and Problems in a Visual Art through 'Active learning' : A Discussion of Interactive and Independent Deep Learning in Elementary School "Monozukuri club"—第51回 日本美術教育研究発表会 2017 日本美術教育研究論集 (51),269-280頁  
4. 2015/03 論文  「感性」の教育による人間形成 : 図画工作科教科書『子どもの美術』を手がかりに 修士論文 1-108頁  
5. 2013/04 著書  おしえて!How to 鑑賞   (共著) 
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■ 学会発表
1. 2024/03/02 「美術」と「美術教育」の距離に関する一考察:東京美術学校の試みと作家の葛藤にみる「美術」(第46回 美術科教育学会 弘前大会)
2. 2022/11 『美術教育』における観察による描画表現に関する一考察―表現技能の実践的研究にみる藝術教育としての還元可能性(第28回 美術教育研究大会)
3. 2019/11 図画工作科の「みてかく」授業の意義に関する一考察(全国造形教育連盟「第72回 全国造形教育研究大会」・日本教育美術連盟「第70回 造形表現・図画工作・美術教育研究全国大会」合同研究大会)
4. 2017/11 「形や色」ではないものを捉える美術教育 : 石井鶴三の「凸凹のおばけ」からの考察(第23回美術教育研究大会)
5. 2017/10 「アクティブ・ラーニング」を取り入れた造形活動における資質・能力の把握と課題 : 石井英真のルーブリックを用いた、小学校「ものづくり部」における「深い学び」に関する考察(第51回日本美術教育研究発表会)
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経歴
■ 学歴
1. 2015/04~2022/03 東京芸術大学 美術研究科 美術専攻 博士課程修了 博士(学術)Link
2. 2013/04~2015/03 東京芸術大学 美術研究科 芸術学 修士課程修了 修士(美術)
3. 1998/04~2002/03 愛知教育大学 教育学部 美術科 卒業 学士(教育)
■ 職歴
1. 2023/04~ 和光大学 現代人間学部 心理教育学科 特任講師
2. 2022/04~ 宝塚大学 看護学部 看護学科 非常勤講師
3. 2022/04~2024/03 東京藝術大学大学院 美術研究科 特別専門研究員
4. 2023/08 東京未来大学 子ども心理学部、子ども心理学科 非常勤講師
5. 2021/04~2023/03 国士舘中学校高等学校 全日制・昼間定時制 非常勤講師
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■ 現在の専門分野
芸術実践論, 美術教育 (キーワード:美術教育、美術科教育、図画工作科教育、教育実践論、藝術実践論) 
■ 所属学会
1. 2022/04~ 日本ホリスティック教育/ケア学会
2. 2017/06~ 美術科教育学会
3. 2017/04~ International Society for Education through Art (InSEA)
4. 2014/04~ 東京藝術大学美術教育研究会
5. 2011/08~ 日本美術教育連合
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■ プロフィール
プロフィール

 小学校全科の専任教員を務め、造形教育の全国大会会場校での図画工作科主任、若手海外派遣研修生などを通して実感した課題に向き合うため、東京藝術大学大学院美術研究科の修士課程に進学しました。東京国際交流館でレジデンスアシスタント、聖徳大学児童学部や国士舘高等学校昼間定時制で非常勤講師を務めながら、東京藝術大学の同研究科で博士号を取得。その後、国士舘中学校や宝塚大学看護科で非常勤講師、東京藝術大学で特別専門研究員を務めました。

 現在、和光大学現代人間学部で特別専任講師として、保育・初等教育における美術教育や、現場実習、インターン、地域連携事業などを担当しています。また、宝塚大学看護科では描画表現を通した、看護における観察の授業を継続しています。さらに、2024年度からは、日本学術振興会の科学研究費や、和光大学社会連携研究プロジェクトの助成を受け、不登校の子どもたちへの藝術教育を支援する「art cosmos」プロジェクトを始めました。


研究活動

 美術の表現や教育について、実践を通した研究を行っています。中でも、見えないものをみること、特に、「存在感のエネルギー」を「みる」ことに関心があります。

1. 表現研究
 藝術表現の本質は「存在感のエネルギー」にあると考え、その相互作用的な一体感を感じられる場を創出する研究をしています。
 具体的には、切り絵や手漉き和紙によるインスタレーション、また、その空間と呼応する身体や音楽の即興パフォーマンスによる、分野横断的な表現研究です。2022 年には、パリのコンセルヴァトワールで、個展『Le printemps: Prière au Conservatoire de Paris』を開催し、空間から感じられる「存在感のエネルギー」が、 即興的な音楽や身体のパフォーマーにより、どのように表現されるかを試みました。
 現在は、活動の分析方法、表現の空間やモチーフ、対象などを変えながら、実在を通して模索していきます。

ポートフォリオ: https://hitominakamura.jp

2. 教育研究
 表現研究を基盤とし、美術教育実践を通して、美術教育の意義と、社会実装可能な具体的内容や方法についての研究をしています。
 博士論文では、小・中・高等学校の図画工作科・美術科における、観察による描画表現を題材として扱うことの意義と、その内容や方法について探るため、art-based research (ABR) を用い、制作論を基盤とした美術教育論にまとめました。
 この研究が、美術教育における観察の研究史、東京藝術大学の美術教育史、看護における観察の授業や、感じることに主軸をおいた保育士・幼稚園教諭養成課程における造形表現の授業研究などに派生しており、引き続き取り組んでいます。
 特に、美術教育の意義の研究から、年々増加する不登校の子どもたちへの藝術教育の内容と方法、さらに機会保障の支援に関心があります。


(所属連絡先)
〒195-8585 東京都町田市金井ヶ丘5丁目1番1号  
和光大学 現代人間学部心理教育学科
h.nakamura@wako.ac.jp
■ 資格・免許
1. 2022/12/01 高等学校教諭専修免許状(工芸)
2. 2015/03/31 学芸員資格
3. 2015/03/31 高等学校教諭専修免許状(美術)
4. 2015/03/31 中学校教諭専修免許状(美術)
5. 2002/03/31 小学校教諭一種免許状
■ 担当経験のある科目
1. デッサンと表現(宝塚大学)
2. 子どもの造形(和光大学)
3. 教科教育法(図画工作)(和光大学)
4. 子どもと造形表現(和光大学)
5. 保育内容(表現)(和光大学)
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社会活動
■ 社会における活動
1. 2024/11 ツル編みマイバスケット
2. 2023/11 カラフルアートパーティー!:まぜて・つくって・かけて・とばして
3. 2020/03 豊島区の小さな公園が突然、アート作品になった:「桜の下でひだまりをつくろう」
4. 2020/03 桜の下でひだまりをつくろう
5. 2018/08 和紙工芸自然を表現
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■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2024/04~2027/03  不登校の子どもを対象とした美術教育における観察による描画表現の意義 若手研究 
2. 2024/04~2025/03  和光大学周辺地域における不登校児童・生徒への藝術教育調査と支援 その他の補助金・助成金 
■ 講師・講演
1. 2019/06/15 見えないものを見る: 石井鶴三の実践から美術教育を考える−(石井鶴三美術資料室)
2. 2009/11/20 あつ田の森のふしぎな生きもの
■ 展覧会・演奏会・競技会等
1. 2024/11/03~2024/11/20 ここで育った私たち(tetto駐車場隣接あずま屋)
2. 2023/11/03~2023/11/19 カラフルアートパーティー!:まぜて・つくって・かけて・とばして(岡上農営ガラスハウス)
3. 2023/06/24~2023/06/29 庭の雨音(名勝大乗院庭園文化館)
4. 2023/06/22~2023/06/24 春に: 奈良に降り注ぐ光(奈良県コンベンションセンター)
5. 2022/11/30~2022/12/02 春に: Conservatoire de Parisでの祈り(Public Hall at CNSMDP, Paris, France)
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■ 受賞学術賞
1. 2021/05 東京藝術大学 藝大アートフェス2021 ゲスト審査員特別賞 (紋ーメシシバ・オヒシバー)
2. 2017/05 日本選抜美術家協会 国際美術大賞展 永森会長賞 (雨–ドクダミ・ヤブガラシ−)
その他
■ ホームページ
   ポートフォリオ
■ メールアドレス
  kyoin_mail
■ 科研費研究者番号
60968618
■ 教育活動
小学校、中学校、高等学校、大学、地域、また教員の研修会などで、0歳児からお年寄りまで、広く美術教育に携わってきました。

 和光大学では、主に幼児・児童の美術教育に関わる講義を担当します。幼児の造形表現活動を理解し、支援する能力を培う「子どもと造形表現」、「保育内容(表現)」、「子どものあそび」、児童の造形表現活動を理解し、授業を行う能力を培う「子どもの造形」、「初等教科教育法(図画工作)」などです。他に、インターンシップや実習に関わる指導・支援もしています。
■ 国際学術交流
2022年 インスタレーション展示と、音楽家・パフォーマーとの協創即興パフォーマンス
‘Le printemps: Prière au Conservatoire de Paris’ Conservatoire de Paris (CNSMDP,Paris,FRANCE)
2017年 国際学会発表
‘Methods for Cultivating "Sensibility" in Elementary School Visual Arts Education -- An Analysis of Word Usage in Sato et al.'s Child's Art with Other Textbooks’International Society for Education through Art (InSEA) 2017( EXCO, Daegu, KORIA)