ホリイ タカユキ
Takayuki Horii
堀井 隆行 所属 動物看護学部 動物人間関係学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 動物介在活動におけるイヌの体格による尿中カテコールアミン濃度と行動の違い(修士論文) |
執筆形態 | 単著 |
概要 | 高齢者入居施設への訪問型の動物介在活動を調査対象とし、イヌが活動によって受けるストレス強度にイヌの体格が影響するかどうかを、行動と尿中カテコールアミン濃度を指標として検討した。イヌの行動観察および尿中カテコールアミン濃度の測定、さらにはその相関関係の分析から得られた結果から、動物介在活動中のイヌには、体格に関わらず自発的行動の抑制などを原因とする葛藤・欲求不満状態に起因するストレスが負荷されている可能性が示唆された。また、活動から受けるストレス強度は、小型犬のほうが大・中型犬よりも強いことが示唆された。これは、体格による活動内容の違いから、自発的行動の抑制レベルが異なることや予測不可能な状態に直面する頻度の違いなどが原因として考えられた。自発的行動の抑制は、イヌの体格に関わらず拒否や暴れといった逃避・回避反応の発現にも影響を及ぼしていた。さらに、大・中型犬では、ハンドラーによる行動・姿勢の制御時間の長さが、ストレス強度に影響している可能性が示唆された。
A4判 全55頁 |